Photonics West 2020で論文発表

2020年 02月12日

  • 学会・展示会

今回のテーマは…。そう、この時期のビッグイベントはやはりPhotonics West!
2020年2月1日(土)-6日(木)の6日間、カリフォルニア州サンフランシスコで開催されました。当社からはわたし含めて5名が参加しました。そのレポートをお届けします。

 

Photonics Westは、光・レーザー関係では世界最大の国際会議/展示会と言っていいでしょう。数字で表現すると、22,000人以上の参加者、5,000件以上のプレゼンテーション、1,300社以上の出展企業!この期間は、世界中の光・レーザー関係者がサンフランシスコに集結します。
当社は設立当初から毎年参加を続けていますが、今年は例年とは大きく違う点があります。それは技術部・西浦の口頭発表です! 技術部が発足して5年、ついに自社レーザー製品が完成し、その技術の高さ・ユニークさが認められ、世界最大規模の国際会議で発表する機会を与えられました。

 

その製品とは、波長可変超短パルスファイバーレーザー「Lulu」です。すべて偏波保持ファイバーで構成され、かつ非線形ファイバループミラー(NALM) 技術を用いているため、業界屈指の高い安定性と信頼性を誇ります。さらに、発振器内にパソコン制御光波プロセッサを組込んだ世界初の波長可変ファイバーレーザーです。パソコン制御によって、レーザー光の中心波長、パルス幅、バンド幅を自由に変えることできるなど、これまでにない全く新しいユニークなレーザーです。

 

発表題目は”1020-1064 nm wavelength-tunable all polarization maintaining mode-locked fiber laserwith a programmable optical filter”で、Ultrafast Fiber Lasers and Amplifiers IIIのセッションで発表しました。質疑応答では、波長チューニング技術やシステム構成などを中心に3名から質問をいただきました。登壇後、西浦はレーザー関係の技術者や、フィンランドの学生から質問攻めにあい、熱い熱いディスカッションができたそうです。

 

 

ちなみに、今年も滞在中はAirbnbで一軒家を借りて恒例の合宿生活!
これからも世界初、世界最高スペックの製品を次々と開発し、お客様の困りごとを解決していきます。今後ともよろしくお願いします。(中村)

 

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